混声合唱曲「岬の墓」―團伊玖磨 

高校時代にコーラス部で歌いました。私はバンドをしたく、そういう 部もありましたが、うちは靴下の制限がない都立高でしたから、 高校一年男子にはたまらない黒いストッキングの先輩女子数人に囲まれ 上履きは男女ともサンダルなのでつま先も丸見え。 キャバクラ方式の勧誘に負けて入ってしまいました。 和声法とコーラスの重要性を学び、 バンドの部活も入りましたから相乗効果で今は写譜の仕事とスタジオの 兼業です。あの時代がなければ今の私はないかもしれません。 今思うとアカペラで転調を繰り返す出だしなど、高難度のこの曲を 歌うほうもですが歌わせる先生もすごかったと思います。 團伊玖磨は調子記号を使わずに、音符ごとに臨時記号をつける珍しい 譜面の書き方をするので、なんだかカンタンだと思うと E♭だったりしますね。筑後川の河口もそうでした。