【狂言「膏薬煉」】
鎌倉の膏薬煉と都の膏薬煉とが道で出合い、互いに自慢し合います。鎌倉方の者は走り去る馬を吸い寄せて馬吸膏薬と云い、都方の者は大石を吸い寄せて石吸膏薬だと云い、それぞれの薬種を明かした後、膏薬を鼻に付けて吸い比べます。
【大須戸能とは】
大須戸能は山形県鶴岡市の黒川能の流れを汲み、江戸時代後期から大須戸集落に伝承されてきた民俗芸能で、謡(うたい)、舞、着付等は中央の流派とは異なるところがみられます。昭和30年にはその希少性と熱心な取り組みが認められ、新潟県文化財(無形民俗)に指定されました。毎年4月3日には大須戸八坂神社能舞台で定期能が奉納されます。
13 сен 2024