県民も知らない逸品も《おすすめしたい福島土産》GWは定番お菓子に赤べこがバカ売れ！？ (23/05/05  

＜実際、観光客は何を買った？＞
福島県各地の土産物が集まる県観光物産館で聞いた。開店前から30人以上の行列。その頃館内では、急ピッチで商品の陳列が行われていた。物産館にとって大型連休は、年トップ3に入る繁忙期。2023年は入荷量を2022年より3割増やしていて準備した。この大型連休、一日に3500～4000人が訪れていて、2022年と比べ2割増えているという。
何を選んだのか、カゴの中見せてもらった。
【ゆべし・ままどおる】・・・静岡県から訪れた人：「よそへ行って買おうと思っても、なかなか似たようなのがない。ここに来たらこれって決めてます」
【酪王カフェオレパイなど】・・・山形県から訪れた人：「子どもの時から馴染みがあるといいますか、なんか子ども食べやすいかなと思うので選びました」
神奈川県から訪れた人は…カゴからお菓子が溢れそう。「美味しいお菓子がいっぱいで、どれを買っていこうか悩んじゃって…」と話す。
人気なのはお菓子だけではない。福島ならではの民芸品も。
神奈川県から訪れた人：「ホテルのフロントにあった赤べこが、なんか呼んでる気がして。これいいなと。数がなかったので、会社には起き上がり小法師で」
「赤べこ」は物産館の櫻田館長も想定外の人気だという。「赤べこが非常に人気で調達が間に合わなくて、店頭に１個くらいしか今残ってないんですが、出たらすぐ売れてしまう状態」と話す。
それでも約5000種類の商品を揃えている福島県観光物産館。ここに行けばお目当てのものが見つかること間違いなし！？
＜福島県観光物産館　連休の売れ筋ランキング＞
【２位】「香木実」「いもくり佐太郎」「会津の天神さま（チーズ）」
【１位】「ままどおる」
＜福島県民は何をオススメする？＞
番組ツイッターで「オススメのふくしま土産を教えて！」と呼びかけたところ…はやり多かったのが「ままどおる」だった。他にも「酪王カフェオレとコラボしたお菓子」や「会津の天神様」なども。これらは定番だが、色んな味や種類が楽しめる商品。
「酪王カフェオレ」とコラボしたお菓子シリーズには「キャラメル」や、長さ17.5センチ「ロングパイ」もあった。また「会津の天神さま」にはラムレーズン味というものもあり、季節限定の味が楽しめるのも魅力となっている。
さらに、いただいた情報の中には「初めて知った！」という商品もいくつか。
例えば「いわきのシーフードケーキ」ケーキといってもスイーツではなく、かまぼこ。「かねまん本舗」では、シーフード・魚介類をケーキのように色鮮やかにアレンジしていることから、かまぼこをシーフードケーキと呼んでいる。お菓子感覚で親しんでほしいとの想いも込められているそう。
そして「三万石の”若むらさき”美味しい」という情報も…三万石と言えば「ままどおる」だが、「若むらさき」とは？寒天と砂糖を練り固めた薄紫色の寒氷に、蜜煮した小豆が散りばめられている。すきりとした甘みが特徴だという。販売は1968年、「ままどおる」が1967年販売だそうなので「ままどおる」と同じくらいの歴史があるお菓子だった。
お土産で福島の魅力が広がるのはうれしいこと。また福島県民も、改めて良さを実感するきっかけになるかもしれない。ぜひ味わってみて。