『リモートワークの服の行き先』
コロナ禍では仕事の100％がリモートワークになった。
リモートワークが世の中に広まった当時、“上はネクタイ姿で下はパジャマのズボン”というビジネスマンの映像がテレビやRU-vidでたびたび流れていた。
それを見るたびに思わず笑ってしまったけれど、他人事ではない。身につまされてしまう。
それまでクライアント企業を訪問するときはスーツやジャケットで、在宅ワークのときはTシャツ・トレーナーにGパン・チノパンと、私のワードローブは極端にメリハリがついていた。
『メリハリがついていた』なんて言えば聞こえはいいが、要は他人様の前に自信をもって出ていける“仕事着ではない服”がないのである。
余裕があってお客様を自宅でおもてなしするような暮らしをしている人ならば、きっとおしゃれで機能的なホームウエアをもっているのだろう。
リモートワークはおもてなしの時間とは違うけれど、とにかく“仕事着でもなく普段着でもない服”を買う必要に迫られた。
さて何を着ればいいのだか。
冷静に考えてみる。
PC画面に映るのはバストアップの姿だけである。
だから“下はパジャマのズボン”になるのだが、私はふだんからGパン・チノパンを履いている。
Zoomするたびに履き替えるのは面倒だから、見栄えの良い上着さえ調達すればよい。
スーツのインナーに着ているシャツやブラウスでもいいのだが、家で着るのはなんだかちょっと窮屈。
できればリモート会議のたびに着替えなくてもよい、一日中着ていられるコーディネートがよい。
サイズ感に余裕のあるシャツワンピースなら窮屈でもないし、PC画面に映っているのはこれまでと変わらないシャツ姿である。
ということで、Gパン・チノパンにシャツワンピースというのがコロナ禍での私のおうち服の定番になった。
急いでシャツワンピースを何枚か購入した。
仕事着としてOKな色・柄の範疇を探りながら選んだ。
無難に黒や紺、モノトーンのチェック。
買い物に行けないので通販である。
届いてみると、着丈や袖丈が短いとか素材が思っていたのとちょっと違うというものもあったが、その時は急を要していたので返品・交換しなかった。
着丈も袖丈も素材もZoomでは映らないし、ね。
そして今、そんなワンピースの何枚かは出番を失った。
完全とはいえないまでもコロナが終息して日常が戻ってよかったと思いながら、リメイクに励んでいる。
・・・・
コロナ禍に還暦を迎えセミリタイヤ状態だったのに、最近仕事が忙しくなり動画アップは不定期になりそうです。
コメントもフォローしきれないと思うので当面オフにさせていただいています。
#リモートワークの服 #リメイクファッション #ワンピースのリメイク #リメイク失敗
22 окт 2024
