おととし、仙台市青葉区のアパートで知人の男性を殺害し、遺体を切断してキャリーケースに入れて遺棄した罪などに問われた男の裁判員裁判で、検察側は男に懲役27年を求刑しました。
殺人、死体損壊、死体遺棄などの罪に問われている住所不定・無職の前田広樹被告(32)は、交際相手の山口優被告と共謀し、おととし11月、知人の佐藤大貴さん(当時22歳)の首をタオルのようなもので絞めて殺害。その後、チェーンソーを使って遺体を切断し、キャリーケースに入れて若林区荒浜の土の中に遺棄したとされています。
10月31日、仙台地裁で開かれた裁判で、検察側は「強い殺意に基づく犯行で殺害後の行為も残虐で悪質。佐藤さんの人間としての尊厳を著しく傷つけた」などとして、懲役27年を求刑しました。
弁護側は「強い後悔から共犯者の山口被告の制止を振り切り、自首をしている」として適正な判断をしてほしいと訴えました。
判決は11月7日に言い渡されます。
30 окт 2024