名古屋の東山動植物園で24日、新しいジャガー舎がオープン。そして、涼しくなったこの時期、動物たちの動きも活発になっているということなんです。
東山動植物園で24日から一般公開されているのが新しくなった「ジャガー舎」です。
このジャガー舎で飼育されているのが、メスの「マヤ」。
10月、兵庫県の動物園からやってきたばかりです。
生態を生かした「新ジャガー舎」
ジャガーは主に中南米の密林などに生息しています。新居は、ジャガーの生態を生かして作られています。
屋外には、岩や生息地のメキシコの植物などを配置しました。
「全部石があるわけではないが、こちらではメキシコを模して、ネコ科の立体的な動きを見てもらいたい」(東山動植物園 飼育第二係長 佐橋祐磨さん)
日本一を誇るジャガーのプール
そして、ジャガーの特徴がよく分かるのが水辺です。
東山動植物園には日本一を誇るジャガーのプールも。2mまで水をはってジャガーがプールを泳ぐ姿がみられます。
ジャガーは川の水辺などにいて水中に潜り、時にはワニを狩ることもあるといいます。
現在、マヤは新居の居場所を用心深く確認している模様。これから少しずつ環境に慣らしていくということです。
もふもふのしっぽとつぶらな瞳
新ジャガー舎以外にも、今の時期、東山動植物園には、いろいろな見どころがーー
まずは、もふもふのしっぽとつぶらな瞳が愛らしい「レッサーパンダ」です。
「レッサーパンダは、標高が高いところに元々住んでいる動物で、暑いのがとても苦手。涼しくなってきたので、とても動きが活発になってきている」(東山動植物園 飼育第一係長 江口雄作さん)
涼しくなってきた影響で、レッサーパンダたちの活動は絶好調。
「夏に比べると、行動のレパートリーや過ごす場所などに変化がみられる。そういった面で夏と違ったレッサーパンダの魅力を感じてほしい」(江口雄作さん)
アジアの熱帯雨林エリアには…
続いては、2023年7月にオープンしたばかりの「アジアの熱帯雨林エリア」にいる「スマトラトラ」。
草に隠れる様子やプールに入る姿が野生の姿に近いと評判で、人気を集めているそうです。
直立不動で熟睡?
さらに、ゴマフアザラシの「ゴマすけ」くん。
水の中でピクリとも動かず、生きているのか心配になりますが、実は眠っているんです。
「今年は猛暑だったので陸地より水中のほうが涼しかったようで、立って寝たような状態がかなり多かった」(東山動植物園 飼育員 鬼頭美妃さん)
運が良ければ、直立不動で熟睡の日も…。
ゴマすけくんは、早朝や夕方などの人が少ない時に、よく寝ているそうです。
25日はコアラの日
コアラが日本に初めて来た日が1984年の「10月25日」ということで制定されました。
東山動植物園では、午後2時半からコアラ舎の前で担当者がコアラの生態について話す「アニマルトーク」が行われます。
(10月24日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』より)
10 сен 2024