半年の罪やけがれをはらう「夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)」が30日、鹿嶋市宮中の鹿島神宮(東俊二郎宮司)で開かれた。神職8人に加え、参列者約500人が参加。鹿行地域のカヤでできた約3㍍の「茅(ち)の輪」を、左、右、左の順で、八の字を描くようにくぐった。
事前に、参列者は小さな紙の人形(ひとがた)で身体をなで、3度息を吹きかけ、心身の罪けがれを移した。人形は、御手洗川にて流し清められる。式では、神職、参列者がともに「大祓詞(おおはらえのことば)」を奏上した。東宮司が「茅の剣」を手にくぐった後、唐櫃(からひつ)を担いだ神職、参列者が続いた。東宮司は「けがれをはらい、枯れた気持ちを元気にしてほしい」と呼びかけた。
初めて参加したという東京都中央区の佐藤陵さん(44)は「清らかになった感じ。良い経験になった」と話した。
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29 июн 2024