群馬県は、老朽化に伴い再整備が決まっている「県立小児医療センター」について前橋市にある群大病院の隣接地へ移転・建て替えを行う方針を発表しました。
渋川市北橘町の県立小児医療センターは県内唯一の子ども専門の病院として1982年に開設され、小児や出産前後の医療の最後の砦としての役割を果たしてきました。しかし、開設から40年以上が経過し設備の老朽化が進んでいることに加え、合併症のある妊婦への対応などが課題となっていて、県は去年1月、建て替えによる再整備を決定しました。
8日の知事会見で山本知事は、候補地を検討した結果、前橋市昭和町の群馬大学医学部附属病院の隣接地に移転・建て替えを行う方針を発表しました。群大病院の隣接地に移転することで全国的に不足している産科や小児科の医師を効率的に配置することが可能となります。
県では現在、必要な医療機能や建物の規模などを定めたマスタープランの策定を進めていて、新たな小児医療センターは2030年代初頭までの完成を目指すということです。
13 окт 2024