「茶杓荘」
由緒のある茶杓、また尊敬している方からいただいたものを用いる場合に行います。
軸「薫風自南来」(くんぷうじなんらい)
初夏の温かな陽気の中、心地よい香りの南風が吹いて人も木も草も皆爽やかな気分になるという意味だそうです。
「芍薬」
牡丹と芍薬似て非なる花の違いは葉と散り方にあり。
華やかな大輪の花を咲かせる牡丹と芍薬。
一見するとかなり似ています。
しかも、この２つの花の英語名は「peony」
つまり英語圏では区別がなされていないのです。
でも、この２つの花は全く別の植物なんです。
現在地も、開花の時期も異なります。
牡丹の散り方
花びらが1枚ずつ散る。
一気にパラパラと落ちるのが特徴。
葉は落ちますが茎は枯れずに残ります。
芍薬は、花びらが散るのではなく、花の頭ごと落ちます。
葉も茎も枯れ、根と芽の部分が残るのみ。
どちらの花も、その散り方は「崩れる」と表現されます。あっという間に散って花の形を失うため、そのような表現になったのでしょう。
芍薬はバラのような甘く爽やかな香りを発します。
フランスでは、爽やかな香りのワインを「芍薬の香り」と表現するとか。
牡丹は木本性(樹木)で芍薬は草本性(草)です。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美人に形容する言葉がありますよね。
実はこの言葉、芍薬の生え方を例にした褒め文句なんですよ。
芍薬は枝分かれせずまっすぐ伸びるのでスラリとした立ち姿の華麗な美人に、
牡丹は枝分かれして低く横に広がっていくので、落ち着きのある清楚な美人に例えているのです。
この言葉からも、牡丹と芍薬の姿の違いが伝わってきます。
Googleより
21 май 2024
