丸の内にあたらしく建築されるビルの工事用の囲い壁に、東京藝術大学の学生がアートを描きました。
この試みは、2015年10月20日～25日まで丸の内で開催されたアートイベント「藝大アーツイン丸の内2015」の一環で行われました。
「藝大アーツイン丸の内」とは、東京藝術大学と三菱地所株式会社が共同主催して行うイベントで、今年で9回目を迎えます。東京藝術大学は「芸術によるまちづくり」をテーマにキャンパスを飛び出して、街との接点を一層深めていきます。一方、三菱地所株式会社は、日本の中心的なオフィス街である丸の内エリアを、文化と芸術であふれる世界一の街にしたいと考えています。本企画は、両者の結びつきによって「芸術＋都市」の融合が、これまでにない斬新な趣向で実現することを目指したものです。
藝大アーツイン丸の内2015
ストリートウォールペインティング
会場：（仮称）丸の内3-2計画仮囲い
主催：東京藝術大学／三菱地所株式会社
作品：
『IMMIX』 星野 明日香
東京丸の内のイメージとして高層ビルと行き交う人の多さが印象的でした。歴史と新しさ、人と建物とが混ざり合う新しい丸の内の世界観を作れたらと思いデザインしました。
『We built this city』 櫻場 学
都市と絵画には層があります。都市を形作る層は、例えば足元のアスファルト、行き交う人々、声、ビル、信号機の光、走る車、雨、時代等、それぞれに細分化され得る多くの要素が層となり、折り重なり、時に混沌とした様相をみせ一瞬一瞬が存在しています。
絵画も、下地、動機、動かす身体、目線、握る筆、息遣い、絵具、周囲の空気と音といった物質だけではない行為そのものがひとつの層となり、重なりあい、出来上がっていくものです。
私達はその共通性を元に丸の内の街に「街」を描きました。
27 авг 2024
