【報恩講（ほうおんこう）とは】
報恩講は、宗祖・親鸞聖人のご遺徳を偲び、そのご苦労を通じて、阿弥陀如来のご本願によるお救いをあらためて心に深く味わわせていただく法要です。
親鸞聖人の三十三回忌のご法要にあたり、本願寺第三代覚如上人がそのご遺徳を讃仰するため『報恩講私記（ほうおんこうしき）』をご制作になられ、以来、聖人のご命日の法要を報恩講として、大切にお勤めされてきました。
本願寺福岡教堂では、毎年1月２６日から２８日の3日間「本願寺福岡教堂・福岡教区親鸞聖人報恩講法要」をお勤めしています。2023(令和5)年も新型コロナウイルス感染症の対策として、教堂への参拝受入を大幅に制限し、当チャンネルにて配信いたしました。
【御講師】
中村 英龍 師
本願寺派布教使
安芸教区佐伯奥組最広寺住職
（広島市佐伯区）
【ご讃題】
讃題（さんだい）とは、これから法話（仏さまのお話）をはじめるにあたって、主題（テーマ）について述べられます。お経（仏説無量寿経、仏説観無量寿経、仏説阿弥陀経）や親鸞聖人のご著作から引用されることが多いです。今回は親鸞聖人の『高僧和讃』（源信章）からの引用です。
（原文）
煩悩に眼さえられて
摂取の光明見ざれども
大悲倦きことなくて
常にわが身を照らすなり
5 окт 2024
