数えで7年に1度行われる長野県の諏訪大社の御柱(おんばしら)祭で、最大の見せ場となる下社の「木落し」が8日、始まった。氏子を乗せた約10トンの巨木が最大斜度35度、約100メートルの急な坂を一気に滑り落ち、盛り上がりは最高潮に達した。
左右から綱で引かれ、坂の上に姿を現した「御柱」は、「よいてーこしょ」の掛け声に合わせてじりじりとせり出し、一瞬のうちに斜面を下った。振り落とされまいとしがみ付いたり、坂の下で一斉に巨木に群がったりする氏子らの勇壮な姿に、大勢の観客から盛大な歓声と拍手が送られた。
10日までの3日間で計8本の御柱が斜面を下り、5月に下社にある二つの社殿の四隅に立てられる。【時事通信ニュース映像センター】
23 июл 2024