[軍歌]船舶特別幹部候補生の歌〜船舶隊の歌　船舶特幹第二期生会 

演奏　海上自衛隊東京音楽隊　
指揮　堀籠次男二等海佐（元海軍軍楽兵曹長　横須賀海兵団軍楽隊所属）
両曲作詞作曲不詳
一　　　　　　　　　　　　　　一
捨てて甲斐ある我が命　　　　　暁はゆる瀬戸の海
君の御為国の為　　　　　　　　昇る朝日の島影に
若いこの身を捧げんと　　　　　偲ぶ神武の御東征や
集い来れる我が身なり　　　　　五条の勅諭畏みて
我らは特幹候補生　　　　　　　兵我等海の子は
二　　　　　　　　　　　　　　水漬く屍と身を捧ぐ
捨てて惜しまぬ我が命　　　　　あゝ忠烈の船舶隊
船舶兵と選ばれて　　　　　　　二
うなるエンジン白い波　　　　　伝統永し五十年
水漬く屍と身を捧ぐ　　　　　　聖戦幾度海越えし
我らは特幹候補生　　　　　　　勲輝く我が部隊
三　　　　　　　　　　　　　　出師の任の重ければ
座金に星の襟章に　　　　　　　大命一下忽ちに
昭和の道有我なりと　　　　　　我が艨艟は波をける
小さい誇りを輝かし　　　　　　あゝ勇壮の船舶隊
紫匂う海を行く　　　　　　　　三
我らは特幹候補生　　　　　　　海浪風雨荒るゝとも
四　　　　　　　　　　　　　　爆撃雷撃繁くとも
大発浪蹴る上陸戦　　　　　　　唯黙々と進み行く
糧弾舟やる輸送戦　　　　　　　奇襲に勇む鉄舟群
雷撃爆撃なんのその　　　　　　水際（みぎわ）に揚がる勝鬨や
八幡（ばはん）の旗に護らるる　上陸戦は我にあり
我らは特幹候補生　　　　　　　あゝ壮烈の船舶隊
五　　　　　　　　　　　　　　四
時もし来れば我が命　　　　　　潮路はるけき戦線を
身もて砕かん敵の舷　　　　　　銃後に結ぶ輸送船
戦艦空母なんのその　　　　　　対潜対空弛みなく
散りて甲斐ある若桜　　　　　　無線の波に打ち乗りて
我らは特幹候補生　　　　　　　我が船団はひた進む
　　　　　　　　　　　　　　　補給の戦我に在り
　　　　　　　　　　　　　　　五
　　　　　　　　　　　　　　　八紘為宇の大御業
　　　　　　　　　　　　　　　永遠に栄ゆる大東亜
　　　　　　　　　　　　　　　南冥北斗幾万里
　　　　　　　　　　　　　　　我が輸送旗の征く所
　　　　　　　　　　　　　　　御稜威洽く拡めばや
　　　　　　　　　　　　　　　撃ちてし止まぬ心もて
　　　　　　　　　　　　　　　あゝ大任の船舶隊