遠州大念仏・下善組 

遠州大念仏：蝉しぐれの盆 2
本年も、鹿谷町・犀ヶ崖資料館で遠州大念仏：蝉しぐれの盆が開催されました。浜松市の無形民俗文化財に指定されて初盆を迎えた家の庭先に招かれ、笛や鉦（双盤）、太鼓などを打ち鳴らし、歌い手が念仏を唱える、お盆の供養です。この大念仏は、三方ヶ原の戦いおよび犀ヶ崖の戦いで犠牲となった人を弔うために始まりました。
この戦いで命を落とした武田勢兵士の怨念がもたらしたとされる夜な夜な響き渡る呻き声や叫び声の他、疫病の発生やイナゴ等の病害虫の大量発生といった災悪が発生し、その武田勢の鎮魂のために徳川家康に迎え入られた宗円僧侶の下、行われる行事になりました。◎大念仏の呼び名も色々有るようで、「とったか」と言ったり、夕方のひぐらしの蝉しぐれのなかで始まるので、「蝉しぐれの盆」とも言われているようです？　
続いては、新原下善組です。
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