野馬追通り（本祭 朝の風景） 

江戸時代、福島県南相馬市原町は、文字通り広大な原っぱで、東京ドーム約280個分の面積に、総延長約23kmの土手で囲んだ野馬の放牧場がありました。
※このような野馬の放牧場を囲んだ野馬土手は、千葉県北西部（小金牧）にも沢山残っていますが、かつての牧は住宅地/工業団地/自衛隊基地などになっています。
さて、相馬中村藩では、軍事訓練（騎馬訓練）として、牧場内の野馬を捕らえる野馬追いをしていた訳ですが、建前としては神社に神馬を奉納する神事ということで江戸幕府から黙認されていました。
　雲雀ヶ原祭場地の面積は東京ドーム約２個分ですが、その所有者は相馬太田神社/小高神社/中村神社の三社共有地となっています。相馬野馬追が相馬妙見三社の祭礼と一体となっているのは、このような歴史背景からです。
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