静岡市議会補正予算案可決し閉会｜07月14日 静岡県のニュース 

07月14日　09時39分
静岡市議会は、新型コロナウイルス対策として観光客にクーポンを配るキャンペーンの費用など２６億円余りの補正予算案を可決して閉会しました。
キャンペーンの開始時期について、市は「東京などの感染者数の動向を見て慎重に判断する」としています。
最終日を迎えた静岡市議会は本会議が開かれ、まず７月５日に吉田町で起きた倉庫火災で死亡した静岡市消防局の消防隊員３人と牧之原警察暑の警察官１人を追悼して、黙とうがささげられました。
本会議では、新型コロナウイルスの緊急対策として２６億円余りの補正予算案が全会一致で可決されました。
補正予算では、国の予算を財源に▼地域の消費を促すために商店街などが行うイベントの経費を助成するほか、▼ひとり親の世帯に５万円以上の給付金を支払ったり、▼オンラインによる学習環境を整備をしたりする事業が盛り込まれています。
また、市内に宿泊する観光客に、飲食や買い物に使えるクーポンを１人２０００円分配布するキャンペーンの費用も盛り込まれています。
ただ、市はキャンペーンの開始時期について「東京などでの感染者数が収まるか、動向を見た上で慎重に判断する」としています。
閉会に際し、田辺市長は「感染の防止と新しい生活様式への対応を段階的に引き上げ、市民の安全安心に全力で取り組む」と述べました。