龍の伝説が残る滝へ行ってきた 

龍伝説　岐阜県瑞浪市 竜吟の滝
その昔、不動川の一の滝には雄竜が、二の滝には雌竜が住んでいました。
2つの竜は互いに鳴き声を交し合い、のどかに暮らしていました。
その頃この村に大干ばつが襲って、たはたは干からびて、稲も作物もすべてが枯れ果てようとしていました。
村人たちは困り果てて、最後の手段として不動川の竜にあまごいをしょうと決心したそうです。8月の満月の夜、村人たちは必死に祈り続けて、月が丁度真上に差し掛かったときに、突如滝つぼの水が大きく盛りあがり、天を裂くような大きな鳴き声が轟いて、雄の竜が天に向かって昇り出しました。
それに呼応するかのように雌竜が甲高い鳴き声を上げて、共に空に舞い上がりました。そして、2匹の竜は絡み合って、ゴロゴロと天を走ったそのとき、大粒の雨が降り出しました。
それ以来、干ばつもなくなって、水の豊かな土地となり、滝は「竜吟の滝」と呼ばれ、村人たちを守っているそうです。
ドラゴン２１→水晶山→竜吟湖→竜吟七滝