センチュリアはアメリカに先駆けて日本で世界初演が行われています。1986年、三重県にある合歓の郷でバンドクリニックが開催された際、スウェアリンジェン氏も講師として招かれました。そのクリニックの帰途、東京バリオホールにて、スウェアリンジェン氏が見守る中、埼玉栄高校吹奏楽部による演奏でこのセンチュリアの世界初演が行われたのです。センチュリアはバーンハウス出版社の100周年記念曲として作曲されたもので、曲名のセンチュリアはスペイン語で1世紀、100年、といった意味が込められています。スウェアリンジェン氏はこの時の日本での思い出を後に「Vision of Majesty」(雄大なる眺め)という曲にしたため、当時、新幹線から見えた富士山の情景を振り返っています。