小田弘美×安藤太郎
子どもたちとそのコーチのための練習方法の紹介 その3
スラローム競技に必要なコントロールすべき3つの基本要素(ライン、ボート、パドリング)の習得を目標に練習方法を紹介しています。
今回はリーニング。ボートを左右に傾けるリーニングには主に2つの用途があります。
一つはフォワードストロークとの連動による方向転換。ボートの速度を保ったままラインを微調節できます。またスイープやラダーなど様々な技術と連動することでターンのバリエーションが増やせます。
もう一つは流れや波による抵抗を利用するため。フラットとリーンを自在に使い分け、流れや波の動きを制御します。
左右のリーニングに加えて、重心移動を使ったボートを前後に傾ける技術も身に付ければ、立体的な流れの中でより3次元的なボートコントロールが可能となります。
制作に当たっては、子どもたちの創造性を育んでいただけるよう、断定的な表現を避けるとともに、考えるためのヒントを与えられるよう心がけました。今後も随時更新していく予定ですので、みなさんぜひお付き合い下さい。また、ご質問や疑問点などがあればお気軽にご連絡下さい。みなさんと一緒により良い教材を作り上げていきたいと思います。/2009.12.20 小田弘美
8 сен 2024