弟である素盞嗚男命の乱行により天照大神は天の岩戸に身を隠してしまった。天照大神は太陽の化身でもあるため、常闇となってしまった世界は作物も育たず万民は困り果ててしまった。
そこで八百万の神たちは天の安河原辺に集まり、どうしたら天照大神を岩戸から連れ出せるか会議を開いたという。
作戦は以下の通り。
神々の中で1番の力持ちである太刀男命(たちからおうのみこと)を岩戸の側に待機させる。天鈿女命(あまのうずめのみこと)にストリップをさせて、みんなでおかしく笑ってるところを天照大神は「こんな時にどうして笑ってるのかしら?不思議だわ」と気になって、きっと岩戸を開けるだろう。そこに太刀男命が手を入れて力づくでこじ開けよう、という作戦を八百万の神たちは考えたのであった。
この作戦が功を奏して、天照大神は岩戸の外に出てこられ、中つ国には再び平和が戻ったという舞である。
この後、一切の責任を問われた素盞嗚男命は、太刀男命との勝負の末これに敗れて高天原を追われた。下野に降ったのちは前非を悔い改め、万民のために働いたという。
12 окт 2024