高知県香南市できのう（30日）4年ぶりに開かれたのは「どろめ祭り」です。特産品であるイワシの稚魚「ドロメ」を肴に酒を飲み、豊漁を祝う祭りとして66回目を迎えました。今年は悪天候でドロメ漁に出られなかったため、酒の肴は「釜揚げちりめん」です。
来場者
「今年は開催してくれて、本当にありがとうございます。ドロメが『じゃこ』になりましたけど、なんちゃあ関係ないき！お酒いっぱい飲めて大変幸せ」
どんよりとした雲を吹き飛ばすように、約3000人が祭りを楽しんでいました。そんな中、行われた祭りの目玉は、もちろん…
中川哲記者
「ステージでは、飲んべえ達が熱戦を繰り広げています」
司会
「ぐーっと、ぐーっと、ぐーっと、吸うて吸うて吸うて」
直径30センチの杯に、なみなみと注がれた地酒・「豊能梅」を一気に飲み干す「大杯飲み干し大会」。男性は1升、女性は5合で、いかに「速く」「こぼさずに飲むか」、その「飲みっぷり」も審査されます。
全国各地から集まった男女20人の中には、初出場の外国人も。
高知市から参加したイギリス人
「I LOVE 高知！」
司会「ぐーっと、ぐーっと、ぐーっと、休んでどうすらあね！」
（大量にこぼす参加者…）
司会
「オーマイガー」
従来は1枚の杯で回し飲みしますが、感染対策のため今年は、レプリカ5枚を用意して毎回、洗浄と消毒を行いました。参加者の中にはこんな有名人も。
デハラユキノリさん
「こぼれちゃうかもしれないから（コート脱いでパンツに）」
3回目の出場となる高知市出身のフィギュアイラストレーター・デハラユキノリさんです。
司会
「死なんといてよ！」
デハラユキノリさん
「いやこれ、今年はまたようできちゅうこのお酒！」
女性の部の優勝候補は、大会記録8秒66の保持者で、これまで5回優勝の大浜優衣さん。実は今回、主催者側でもあり、大会スタッフと当日の午前2時まで飲んでいたため「二日酔い」での参加です。
記録は12.6秒！新記録とはなりませんでした。
雪辱を果たしたのは、前回惜しくも2位だった東京都の大食いユーチューバーもぐもぐさくらさん。記録は驚異の10秒！女性の部の優勝を勝ち取りました。
女性の部優勝・もぐもぐさくらさん
「お酒が好きで、集まってる人がふわふわした気持ちで、和気あいあいと楽しんでいる祭りって日本で唯一無二だと思う。どろめ祭りが」
「来年また絶対来て8秒66（大会記録）を絶対に切ろうと思っています」
一方、男性の部は、高知県越知町の岡本亜嘉瑠さんが20.4秒で2回目の優勝。2位は27.3秒でデハラユキノリさんでした。
香南市商工会青年部・大浜優衣部長
「今日は酔いきれない状態で出ているのが良くなかったかもしれない」
「一番は安全にみんなが盛り上がれる。高知といったらこれやねという祭りになっていけるように続けていけたら」
各地で賑やかな声が響いたゴールデンウィーク前半。今週はどんな連休を過ごしますか？
15 окт 2024
