#40 パフィオの底面給水栽培 

こんにちは、ダニエレさん、私のパフィオペディルムに関するビデオがあなたの役に立って良かったです。これからも栽培のアイデアを研究しながら続けていきましょう!!

当方温室の冬の最低温度は15℃です。しかし寒い日の夜間は12℃くらいまで下がる時もあります。ですので12℃は適応範囲ですが、日中はある程度(25℃くらい)上がることが条件になるように思います。昼も夜も最低温度ぎりぎりでは根はあまり水を吸いませんので冷害を起こす可能性があります。モーディータイプや多花性、コクロ系などは避け、青葉タイプや整型花など低温下でも育つものを選ばれれば適応すると思われます。

生育速度は特に差はありません。冬に高温で管理出来れば水が切れない分速くなるかもしれませんが当方は冬季最低15℃ですので、比較はしていません。 肥料は時々液肥を葉面散布しています。鉢内はだいたいいつも湿っていますので、少しずつ溶け出すタイプの置肥も有効です。当園ではモルコートを使用しています。

水苔とプラ鉢は最も水持ちの長い、逆に言うと乾きにくい組合せですので乾きやすい環境では合いますが、過湿になりやすく作落ちを招きやすい組合せでもあります。違う植え方を何通りもやってみると、その中に合うものがあるはずです。 肥料は液肥をスプレーして葉面散布の形で与えています。鉢内は常に湿っているため固形の肥料も少しずつ溶け出しますので有効です。

私の場合は、確かに新しい葉が小さいことから作落ちのような状態に見えます。 鉢は小さいのですが、セロジネに近い水管理をしており、加湿が原因だと思います。 当方は大阪ですが、胡蝶蘭、カトレア、デンドロ、セロジネ、シンビジウムは上手く行ってますので、素焼き鉢、軽石、底面給水など、ちょっと水管理を見直してみます。 ご説明、ご指摘をありがとうございました。

本当は初心者の方ほど洋蘭業者から購入すべきです。洋蘭専門業者はまず何より種名や交配名がきちんとわかるものを販売します。 パフィオは原種だけで100種以上あり、交配となると無数に存在するため、系統や種類ごとに性質が違います。品種名がわからないと特徴や性質がわからず、育て方もわからないということに繋がってしまいます。加えてパフィオは個体差が大きいランですので、原種ならともかく交配種はどんなに詳しい専門家が見ても、花を見ただけで交配名を特定するのは非常に困難です。 残念ながらこの記号では品種名はわかりません。花を見ても例えばA x BなのかA x Cなのかどちらともとれる個体が多数あるため特定はまず出来ません。従いまして今後購入される時は、まず第一にラベルに名前が付いているかどうかを確認することです。花屋さんやホームセンターのパフィオはあくまでも眺めるための「鉢花」であり、趣味としてのランの価値観とは異なるため「パフィオペディラム」というタグが付いているだけで品種名は付いていないことも多いです。購入場所と値段はやはりある程度その株のランとしての価値と連動しています。 まあきっかけは皆さんそんなものですから、運よく育ってまた花が咲くことをお祈りします。品種まではわからなくても系統はわかる可能性がありますから、開花した際にはお近くの蘭園かパフィオに詳しい方に見せて判断を仰いでみるのが良いでしょう。

@@gn4588 様 丁寧なレスをありがとうございました。 経験が乏しいため、ついつい安価な物を入手して始めてみたいと言う思いと 花束感覚で開花が終わるとまだ生きてるのに放置される株が可哀相で。 原種だけで100以上ですか！！奥が深いのですね。 どんな子なのか、まずは底面給水で様子を見ながら育てて行きたいと思います。