福井市篠尾町。
草が生い茂る土地の真ん中に、車塚古墳はある。
およそ1500年前の古墳時代に、この地域を治めていた豪族が造った。
現在は、古墳を覆っていた土がなくなり、崩れた石室がむき出しになっている。
この古墳は、もともと直径およそ10mの円墳として造られ、横穴式の石室があったと考えられている。
横穴式石室とは、古墳時代後半に盛んに造られた、ひつぎを納める部屋のことで、横穴状の空間が、大きな石で作られた。
また、車塚古墳には、黄金の車輪が埋蔵されているという伝説があり、それが、名前の由来になっていると言われている。
車塚古墳がある福井市酒生地区の他の古墳からは、鉄の刀や剣、金のアクセサリーなどが出土している。
車塚古墳が作られてからからおよそ1500年。
形が崩れていても、豪族の支配力を今に伝えている。
4K映像。
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29 сен 2024