[4K高画質] 伊予十二薬師第四番 薄墨桜 大楽山 西法寺 

西法寺とは比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院である。比叡山は日本仏教の母山とも称され、法然上人、親鸞聖人、良忍上人、一遍上人、真盛上人、栄西禅師、道元禅師、日蓮聖人など日本仏教の各宗の祖師が比叡山で学んだ。斉明七年（６６１）斉明天皇が伊予の国熟田津(にきたつ)に御船泊、霊夢を感じ、国司乎智宿弥守興(おちすくねもりおき)に勅して、法興律師(ほうこうりつし)を迎え伽藍を建立し、大樂山東光院西方寺(西法寺)と号した。
西法寺は元々は現在の位置より山奥に本堂があり、七堂伽藍と二十二の支院をもつ一大精舎であった。
薄墨桜とは一千三百年守り伝える伝説の桜である。
白鳳の昔、天武天皇より皇后の病気平癒の勅命を受け、一寺を挙げて本尊薬師如来の修法祈祷。
日ならずして皇后が回復され、喜ばれた天武天皇より薄墨の綸旨とともに一本の桜を賜る。
一千三百年、大切に守り育て、現在も上品に境内に咲き誇る。
今回の撮影とyoutube公開の許可を頂きましたので公開します。