6月の手遊び「さくらんぼん」歌詞付 令和バージョン 

6月の歌いいですね。 それにしても田村ゆかりという声優兼歌手は大変夏至に相応しい楽曲を２曲ほど歌っており、彼女自身に夏のイメージはないと言うものの、夏らしさが溢れる楽曲が非常に多かったりもします。 それも一口に「夏」を彷彿させるばかりでなく、夏至～七夕～夏休み～晩夏と、夏の中でもピンポイントで時期相応の想いが溢れる名曲が揃っており、１人のアーティストの持ち歌だけで１シーズンここまで完結している歌手はあまり例を見ません。 田村ゆかりの名曲で｢微笑みのプルマージュ｣という歌があり、遅くまで明るい梅雨の晴れ間の夕暮れ時の情景がふんだんに表れ、梅雨の時期には大変煌めきます。 長らく苦しめてきたであろう5月病もこの歌で峠を越える、とても夏至らしい一曲です。 いかにも夏空への滑走路ですね。 ６月に歌の発表会でもあればぜひ歌いたい一曲で、高橋真梨子の｢ごめんね｣や沢田知可子の｢Day by day｣と並んで火曜サスペンス劇場のエンディングテーマにも相応しい楽曲です。 沈みかけの夕陽から明日への飛躍を浴びる黄昏の情景は大いなる青春の証ですが、６月らしさが取り柄のこの歌こそ、梅雨の舞台に打ち上げたい次第です。 また田村ゆかりの名曲｢My wish My love｣が最も彩るシーズンも6月で、やはりあの曲の醍醐味は終始、夕陽を仰ぎ見る眼差しで歌い上げることで黄昏ムードが高まるところにありますね。 いかにも夏至の到来を告げるかのような典型的なトワイライトソングですが、ゆかりんソングで最も初夏を切実かつロマンチックに彩る名曲です。 微笑みのプルマージュと並び、夏空への二大滑走路です。 夏至の夜に緑の柚子風呂に入るのもいいですが、遅くまで明るい梅雨の晴れ間の夕焼け空に｢微笑みのプルマージュ｣や｢My wish My love｣を打ち上げる黄昏夏至も素晴らしいですね。 沈みかけの夕陽が語りかける明日への飛躍を身近に感じられる楽曲ですが、四季折々の風情を織り成す歌もゆかり王国の宝ですね。 なお、５年前まで大阪～札幌間で豪華寝台特急トワイライトエクスプレス号が日本海に沿って走ってましたが、札幌ゆきの場合は夕陽がきれいに拝める区間が季節にもよるものの、だいたい直江津～長岡あたりでした。 しかし日本海側の天気は急変しやすく、車窓に黄昏がお供するひとときが過ごせるタイミングは難しかったようです。 夏至の日はだいたい晴れることが多いですが、毎年どこかで独特の沈む夕陽を目の当たりにして見届け、なおかつこんな夏至らしい楽曲を歌いこなす田村ゆかりの活動ぶりを思うと、本当にこのアーティストを好きになって良かったという思いに浸らされるのであります。