A female police officer（1947） 

敗戦後まもなくの日本の状況を描いて、貴重な映画だと感じました。小津安二郎の映画は素晴らしいですが、まだほとんどの日本人が貧しさにあえいでいる時代に、大学教授や会社の重役が登場する映画を作りさも安定した日常を日本が取り戻したように錯覚させるのは、ある意味罪作りではないか、とも思う。いや、映画というのはそういうもんだ、悲惨な現実を一時（いっとき）忘れるための娯楽なのだからと言われれば、確かにそうですが・・・・。

aさんの言うように占領下のプロパガンダ丸出しですが、歴史的物証と映画としては貴重ですね（名優さん達と京都の街並み）。

映画公開 1947(昭和22)年2月18日(火)

当時のGHQの支持に従った民主主義啓蒙思想映画にしか見えなかった。個人的には・・・。

この映画のもとになっているのがビビアンリーの哀愁なのはご存知ですか