Director / Editor : Yaona Sui
Tohjiをフルタイムでサポートするため、勤めていた会社を辞めて独立したのが2019年8月。そこから会社も6期目に移ろうとしていてだいぶ時間が経ちました。
音楽業界と全く関係ないところでゼロから事業を立ち上げて、いろいろな壁にぶつかり、今の自分だったらもっとうまく助けることができたなと後悔するアーティストがいたり、今も一緒に活動しているアーティストとも常に仲良く右肩上がりの順風満帆の道のりではなかった5年間でした。
1人のアーティストのお手伝いから始まった会社も、今は20人近くの社員と複数の子会社を抱え、マネジメントだけでなくエージェント的に手伝わせてもらっているクリエイターなども含めると30人以上の規模になってきました。
これまで自分達の仕事はあくまでも裏方で、それぞれのアーティストが主役。彼らがどれだけ自由にやりたいことができる環境を提供できるかということのみを考えて進んできましたが、最近はアーティストだけでなくマネージャーや周りにいるクリエイターや制作に関わるスタッフ全員が自分の居場所だったり誇りを持って活動できるような組織/場所/プロジェクトを作り続けられるような会社でありたいという部分にも意識が強く向いてきました。
その中でもちろん前に立つのはアーティストなんだけれど、彼らと僕らの距離の近さだったり、お互いの信頼感みたいなものが他の会社にない大きな財産だなと気がつくことが多くなりました。
今回のVlogはPOP YOURSのような大規模フェスでスタッフがどんな仕事をしているかを見せるという目的もあるのですが、それより僕らが5年間かけて作ってきたアーティストとの距離感だったり、彼ら同士の関係みたいな部分を楽しんでもらえたらなと思います。
もっと日本や東京のカルチャーは面白くなれるし、色んな人にポジティブなインパクトを残せると思ってます。これからも楽しくてかっこいいことをやり続けるために、アーティストを商品として扱うのではなく、1人の人間として接していきたい。そしてそのためには彼ら1人だけじゃなくて、彼らの周りのクリエイターや友達にも気をかけて、時にはそこから生まれる新しいビジネスや事業に積極的に投資をしていく。そんなうちの会社の思想が現れたVlogになったんじゃないかと思ってます。
そんなに頻繁に更新はしないけど、また次回も何かがある時にVlogを作るので楽しみにしていてください。（遠山）
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19 июн 2024
