Georg Friedrich Händel: Suite No.4 e-moll HWV429 II. Allemande
(from “Suites de pièces pour le clavecin, premier volume”)
G.F.ヘンデル: 組曲 第4番 ホ短調 HWV429 より 第2曲 アルマンド
（クラヴサンのための組曲 第一集より)
ヘンデルのクラヴサン組曲第一集より第4番第2曲のアルマンドです。この第4組曲は全5曲から出来ています。その全体のおよそ半分を占める第1曲の長大なフーガの後に4つの主要舞曲が続きます。この舞曲4曲で第1曲のフーガと対比して置かれていると考えられます。そのため他の組曲に比べて舞曲4曲の結び付きが強いことが特徴です。とりわけこの動画のアルマンドと次のクーラントは主題が同じ音の動きで始まります。バスの音型も含めてヘンデルの意図は明らかにアルマンドとクーラントはペアになっています。今回の動画ではアルマンドのみとなっています。
第1組曲のアルマンドの出だしのような充実した四声の響きではなく、ここでは終始三声で進んでいきます。8小節目や17小節目の右手の同音連打によるシンコペーションはパーセルの2番組曲のクーラントを思い起こさせます。13～14小節目にかけての通奏低音が消えて上二声のみになる箇所は緊張感を感じさせます。短いながらも気品に満ちた曲ですね。
演奏についてですが、14小節目のアルト声部の3拍目のA音にトリル記号は付いていませんが、動画ではトリルを入れています。
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/ kimendouji
9 сен 2024
