午前七時スマホの目覚まし
チビは起きて既にじいじの部屋に
飯食わして着替えすまして
送り届ける急ぎ足で
朝の太陽さんさんと浴びる
走る公園 見えないビル
自分追い込んでる平日のお昼
軽く居眠りして夕方に起きる
茶封筒から抜いたギャラで
今日は何処かで豪遊する朝まで
そうと決まれば すぐに準備
俺なりにおめかし
鏡の前でいなたいポーズ
おろしたてのTシャツ汚さぬよう
気づかれぬよう
チビの寝顔にそっとKISS
また明日遊ぼうね
さぁ、玄関のドアぱぁっと開いて
外の世界へ飛び出して
車に乗り込みつけるカーステ
奴が待ってるあの場所へ
合流 それぞれの地 それぞれのLIFE
から何処かで合流
見知らぬ場所 知ってる場所で
朝まで豪遊
俺たちの知識 君たちの意識
耳元で共有
この場所で 約束の地で 押したいいね
ロベルトデュランばりにこめかみに石の拳 起きる昼下がり
ビルの照り返し 太陽が目覚まし
かくれんぼ 布団
生きてる証 記憶
もう一回欲しいよ 蘇るクーポン
夜道から翌朝 巻き戻したい
つい考えてしまうんだ
思い煩い 永遠と居間で祈るような体勢でカーペットに頭こすりつけて懺悔 出てる判決
酒の席だから誰も気にしちゃいない
でも火を見るより明らか
その場 出てた判決
若いのに食われた
トリなんか意味がない
フロントアクトや
地元の後輩だって苦笑い
腕っ節の強さだけで生きてきた
あいつらとは違うようで同じ
一時が命取り
ホームだから何遍でも
チャンスをくれるなんて思っちゃいないぜ この先の向こうへ
そんな曖昧な背骨じゃ先が短いと
言われながら長くやれた異端児
先行きが不安なのはこの国の方かも
意味のない安定にすがり
骨抜きにされた高架橋
みたい渡るのも危ない状況
慣れてて良かった
今試されてる人の強さ
日陰の中からはい出した
怪物との立回りを考え今日も
包丁を研ごう
そんな悠長なこと言ってる
場合じゃないですよ
俺らはべしゃりのファイネスト
ケンチキのおじさんの自慢の
あごひげがシベリアンハスキーの
尻尾にみえるくらい
酔っ払ってどうする
これからもずっとこの先もずっと
なにも変わらないたった一つの事
俺は知ってる
それは何かと言うと
言葉には出来ない
自然に生まれてくるセリフ
育んできたもの
それはそうと何はともあれ
ありふれた日常 とわに幸あれ
約束の地でまた会う日まで
俺らはこの胸の灯火を燃やし続ける
そしていつかまた合流
それまで何度でも何度でも
包丁を研いでまた合流
熱い何かを確かめあって
またいつもの日常へ
26 окт 2015
