品質管理はなかなか難しい問題ですね。 特に日本は異常な域に達してます。昭和とかの経済発展時期では、他国の製品を真似て、さらに品質を良くしていったことで、 Made in Japan ができあがっていったけど、今だと過剰(不必要)なレベルにまで求めるようになってることで、生産性を下げてる面があるかなと。 某外資系 OS メーカーに居ましたが、日本の N 社さんから、「n秒間に、この作業を x万回 繰り返すと不具合が出るので、直せ」とか言われました。それ・・・現実世界で発生する?って問題も許さぬと・・・。米国開発部に不具合報告と修正依頼を出すけど、「は? それマジで実用上発生すんの? しないなら直さないよ。発売締め切りあるし。」とまぁ、当たり前なこと返答されて、日本と海外との品質に対する考え方の差で板挟みになってました。 服や鞄も、標準化・規格化で大量生産して安くしているので、「規格通り(ばらつきの許容範囲)」と「顧客期待値(ばらつきは無いと思ってる)」のギャップは絶対出ちゃいますね。 その辺は規格品の販売的な売り方はあまりそぐわなくて、ある程度の手仕事のブレがある前提を理解いただくような広告と、職人さんがどこまでブレを抑えられるように育てられるかにかかってそうですね。(最初からブレを許容しちゃうと、職人の育成上は良くないだろうから、「ここまではブレ。これ以上は失敗」の線引きの管理が生産者(社)の力量なのかもしれないですね。