京都・祇園祭の由来ともいわれるほど歴史の古い巨大な3台の山車祭り「ラタ・ヤットラ」。「ラタ」は「山車」、「ヤットラ」は「旅」を意味します。
プリーにある普段はヒンドゥー教徒しか入れない寺院「ジャガンナート寺院」に祀られている世界の主といわれる「ジャガンナート神」・お兄さん「バララーマ神」・妹「スバトラー神」。
この3人の神様が豪華な装飾がほどこされた巨大な3台の山車に乗せられ、グンディチャー寺院までの約2.7km道のりを練り歩くクリシュナ(ジャガンナートが同一視されている)の故郷帰還を記念するお祭りが「ラタ・ヤットラ」です。
ジャガンナート神ら3兄妹を乗せた山車が曳かれ、彼らの寺院を建ててくれたグンディチャーの家でもあるマウシマー寺院を表敬訪問、彼の好物であるポーダ・ピター(お好み焼きに似たオリッサ地方の粉もの料理)が振舞われ、グンディチャー寺院に7日間留まった後、再びジャガンナート寺院に帰ってきます。
この神聖な行列を見た者には福徳があると信じられており、毎年100万人近くもの巡礼者や一般の観光客などでプリーの町が大変にぎわいます。
NPO法人インド日本友の会では、このラタ・ヤットラ開催日にあわせ、日本人がつくった手作りの山車を、地元インド人と一緒にプリーの町中で曳く行事を長年おこなってきました。また同時に日本の祇園祭や文化をインド人に紹介するなど、日印の架け橋となる文化交流イベントを開催する活動を継続しておこなっています。
この再生リストでは、日本人がラタ・ヤットラの開催日に、手作り山車を曳く様子がインドのメディアにとりあげられたものや、ラタ・ヤットラ開催日にあわせ大阪市内で手作り山車を曳いた様子がインドのメディアで放送されたもの、そして2021年、新型コロナウィルス感染症によりお坊さんたちのみで開催されたラタ・ヤットラがテレビで放送されてものなど、複数の動画をまとめています。
◆ジャガンナートは、世界の主を意味しており、元はオディシャ地方の土着の神様だったのが後にヒンドゥー教に習合され、ヴィシュヌ神の化身の一つクリシュナと同一視されるようになったもの。
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12 сен 2021