SeynフォレストYouTube篇60 レッド・ツェッペリン「天国への階段」がロックの聖典である理由 

✒おそらく日本のロックファンの多くはそういった意見だと思うのですが、この動画では作家の意図を探る、肉薄することを主に課題にしてますので。 それと、この作品に関して言うと、プラントの歌唱と言い、オーディエンスの反応といい、思い入れが強いことが分かるんですね。歌詞への思い入れ。なので、ここは徹底的に詰めてみたほうが、この曲を聴くうえでも有意義だろうと思えました。 一方。一応やってみましたが、付言するとしたら、よく考えてみると、Led Zeppelinにおけるロックの思想、というよりか、音楽への思想、というほうが精確かもしれない。わざわざRockn Rollという曲まで作るのだから、自分たちの音楽は特にRockn Rollに限定するものではない。と考えていた、というほうが正しい気がする。自分たちの自己認識としては単なる音楽家である。そしてやっていることも純粋に音楽であるにすぎない。そういう自意識があった、と見做した方が精確に思えてきました。今はそんなところです。

​​​@@人力飛行機-i1pしかしながら、つい自分の考えかたが反映してしまうのが歌詞ではないかと。人生観や宗教観ま滲み出てくるものだと。西欧のキリスト教的なものではなく、西方浄土等仏教的なものやら。主さんがライブ最後で観客の合唱をとりあげていますが、注目すべきはほぼ固定化していく追加の歌詞ではないかと思います。歌詞で伝えたかった事をより鮮明にしたかったからだと。もしかしたら、天国階段に限らず観客は一緒に歌っていて最後だけは静かになるんで観客の声が聞こえた説かも？

それと、I know it's only rock &roll but I like it!って歌ってる人もいますしね、

@@maxmax1999max ✒敢えて言うと、このバンドの作品、天国の階段も含めて、メンバーのイデオロギーがやっぱり反映されてる。ジミー・ペイジ、プラントとか。 今改めて思い返すと、天国の階段の曲調自体が出だしからどこか黙示録的。暗示的。宗教的なんですね。よくよく思い返すと。ギターソロ前の展開も劇的で、なにか一気に世界が変貌してしまう瞬間。 ニーチェって人の著作で『ツァラトゥストラ』というのがありますけど、アレも展開として、主人公が歩いていく中で何かを真理を発見していく。アレもキリスト教聖書を参考にしたって言われてますよね。だから『天国への階段』も、彼らなりの聖典を書こうとした、というのは本当かもしれないって思います。 曲調があの出だしといい展開といい、すべてが符合する。私がここで指摘している諸々と。それからメンバーのイデオロギーというと、ペイジの趣味。黒魔術だとか、神秘主義、錬金術。プラントやボーナムにはあの60年代後半のムーブメントの刻印があったと思いますしね。 歌詞や曲調だけでなく、メンバーのイデオロギー、彼らの精神形成、あのバンドの結成当時の時代背景、そういった諸々の要因があります。それらもまあ動画でいえばもっと良かったかもしれませんが。まあ歌詞だけでも十分だろうということでやりましたけど。もっと多方面から展開すればできないこともない。まあしかしそうなんでもかんでも私がやることもなかろうと思いますけど。「ロック評論家」もいることだしやってもいるでしょうから。 とにかく角度を変えて視ることで、よりよくあの曲が何だったかは浮かび上がらせることはできると思っています。まああれでも十分だろうと思ってますけど。 1点、言っておきたくなるのは、やっぱり語る人の器によって作品は制限される。器が小さいと作品も小さくなる。それは致し方のないこととしてあります。そこは付言してい起きたく思います。

@@人力飛行機-i1p天国の階段は むかし、逆回転でかけると悪魔のメッセージが聞こえるとか言われてましたし、含蓄のある歌詞なのは間違いないんでしょう。キリスト教的価値観のベースがない人間にとって神が死んだと言われても、あっそう…って事なんですが、そもそも、神の概念が違うのに、同じ呼称で表現してること自体が無意味か。善悪の概念も違いますし。歌詞の解釈どうのこうので議論する楽しさはあるだろうが、結局、真相は書いた本人だけが知る話ですね。悲しい恋愛の歌かと思われていたら、実は飼犬が死んだ内容だったりってこともあるし。いずれにしろ、プラントさんが解散以後、歌いたがらないのは、あの歌の思想かメッセージが合わなくなったのか、青臭くて恥ずかしくなったのか知らんけど、とてもこだわりがあるのは確かなんだとは思います。