VoiceVoice朗読劇場「男どき女どき」より「嘘つき卵」向田邦子作　新潮文庫 

VoiceVoiceの朗読タレントたちが朗読するVoiuceVoice朗読劇場。死後四十年を迎えた向田邦子作「嘘つき卵」です。何事も成功するときを「男時（おどき）、めぐりあわせの悪い時を「女時（めどき）」という。夫と二人の生活に特に不満がない佐知子だが、しかし、子供がなかなかできない自分の事を、「冷蔵庫から出したての冷えた卵のようだ」とも感じていた。ある日、思い切って病院に行ったことをきっかけに、佐知子は思いがけない夫の過去を知る・・・。
平凡な人生の中にある一瞬の生の光芒を描く、向田邦子最後の小説集の中から「嘘つき卵」を朗読でお楽しみください。