３年前に18年間ずっと一緒に暮らしていた愛犬を亡くし、ペットロス真っただ中の時に夫が自宅の階段から落ちて何度も手術をしたのに亡くなると言う、もうこれ以上ないというどん底の苦しみを味わいました。
自分自身も体調を壊し、狭心症で入院したり、癌にまでなって摘出手術をしたり…
肉体的な苦しさもそうですが、精神的にこれではいけないと思い、始めたのが色を追いかければ弾けると言うキーボードでした。難しい曲が、簡単に弾けて楽しかったのですが、やっぱりちゃんと楽譜を読みながら正しい指使いで弾きたいと思い、全音の楽譜で耳慣れた「エリーゼのために」から始めました。ただ、エリーゼのためにを弾くためにはキーボードでは鍵盤が足りないし、ペダルがないと綺麗な音が出せません。それで電子ピアノを買って、現在も練習中です。
息子達二人は幼稚園からカワイの音楽教室でリトミックレッスンをやっていて、小学校から中学の初めまで個人の先生にならっていました。
私も小学校の時から始めて、中学の初めまで習ってはいたものの、50年以上のブランクは初心者と同じでした。
今でも、楽譜を読むのが大変だし、一曲仕上げるのにものすごい時間がかかります。「エリーゼのために」は1年半位やっているのに、未だにちゃんと弾けません。そのあとは「トルコ行進曲」が1年、「乙女の祈り」が半年、途中で止まっているのが「人形の夢と目覚め」「クシコスポスト」…
私はクラシックをあまり知らないので聴きなれた曲しかやれないです。
そして現在はピアノ教室に通っているので先生の選んで下さった「ショパンワルツ第19番 イ短調 遺作」を頑張っています。
家にピアノが無いので時々、教室のピアノをレンタルしたり、こちらのホールで練習しています。
動画を撮影するときにはこちらのホールでしています。
催しの無い特定の日にリーズナブルな価格で借りられるので、前もって予約を入れています。
贅沢ではありますが、ちょっとだけリッチな気分が味わえて幸せな気持ちになります。
演奏が上達すれば、もっともっと幸せな気持ちになれるのですが、毎回ため息をついて終わっています。
緊張症克服のためにも、続けて頑張っていきたいと思います。