３０数年前に製作した、大型帆船模型「カティサーク」
紅茶を運んでいたティークリッパー船でサーモピレーと競った時期もあり、現在はロンドン近郊のグリニッジで保存されています
デンマーク、ビリングボート社製（最初の帆船模型を作った会社）のキットを当時25000円程で購入しました。
今と違ってほとんど、プリントしてある木材を切り出す所から始めます
薄い説明書もイラストを参考に見て作る感じでした、わからない所は作り方を書いてある冊子の表紙のカラー写真を見て想像で作るような物で、間違っていてもわからない、詳しい資料も無いし正確で無い所もあったと思います。
リギングのロープ張りは設計図みたいな物が一枚あるだけで、その番号を見ながら張ってゆく感じで順番もあまりわからずやっていました。
気が遠くなるほど時間がかかるので一時作業をやめていた頃もありました、ロープのテンションを均一にピンと張るのは結構難しかったですね、ヤードも前後垂直、左右水平に保たなければならず、マストが後ろに後傾しなければならないのに、ロープの張りを気にして前方に引っ張り過ぎてしまい、フォアマストが垂直なってしまい、後からでは修正ができずそのままになってしまいました。
帆船だから帆も張りたいと所でしたが、ミシンも無い、生地も帆布生地で分厚い、スケール感がかなり損なわれそうなのでやめました。
今回は数年に一度は掃除をしてメンテナンスをしていましたが、流石に長く放置していたのでやっと重い腰を上げてする事になりました。
ロープが何本も絡み合って張ってあるので、引っ掛けて切らない様に気を遣いながら掃除するのは大変でした。
洗剤でも落ちない汚れは再塗装で綺麗に塗り替えました、ロープ（糸）も経年劣化でもろくなっていて簡単に切れてしまいます。
これまでも何本か交換や修理をして来ました、できればアクリル板で作ったケースに入れて保存しておけば、今回の様なメンテナンスは必要なくなると思いますが、帆船自体が大きいのでそれよりまだケースに入れるとなるとかなり場所を取ってしまい、難しいですね！。
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3 окт 2024
