詳細はこちら
www.jinsei-bungaku.jp/
今回のテーマで2人が同じく語ったのは、「アイデンティティの相対化」。髙樹さんが小説の勉強として読んだE.M.フォースターの『小説の諸相』では人間をフラットに書くのではなく、ラウンド(丸)で書くことで、人間の裏面も表現できると学んだという。
「環境・状況が変わることは不安だけれど、それが人間の強さを生む」と髙樹さん。
「アイデンティティは相対的なものなので不安を生むが、だからこそ新しい価値観を生み出すことができる。硬直なアイデンティティは衝突しか生まない」と東山さん。
一人一人のアイデンティティを越境していく文学が、またここから生まれそうだ。
27 мар 2019