「国産小麦のカビ毒リスク」についてのニュースを見て 

赤かび毒（デオキシニバレノール：DON）に関する情報や意見等を述べさせて頂きます。 令和3年7月30日厚労省大臣官房より都道府県知事などに向けて、「食品・添加物等の規格 基準の一部を改正する件について」（小麦中のデオキシニバレノールに係る基準値の設定） という文書通達がありました。 具体的には、「食品衛生法第13条第1項に基づき穀類及び豆類の成分規格において、DONを 1．0ｍｇ／ｋｇを越えて含有するものであってはならない」とのことです。これまでの暫定 基準値1．1ｍｇ/ｋｇを少し厳しく設定したという内容です。 これは、令和４年（2022年）４月１日から適用されることになりました。 日本は高温多雨多湿なので、小麦の開花期に赤かび病の感染リスクが高くなります。小麦種子 に赤かび毒（ＤＯＮ）が１ｍｇ／ｋｇを超えて蓄積されると、一般流通できなくなるので、 生産者（農家さん）や製粉企業にとっては留意すべきことになります。 そこで、農林水産省消費・安全局は、「小麦のＤＯＮ低減対策」というマニュアルをＷＥＢに 公開して、赤かび病感染防除のための薬剤散布を勧めています。 赤かび毒の健康被害については、ヒトの場合は腹痛、めまい、下痢、頭痛などの急性中毒と 長期摂取による成長抑制、体重低下、免疫力低下などが報告されているようです。 また、家畜の健康にも影響を与えることが知られており、動物試験で腎臓や肝臓の発がん性 が認められているようです。 長野県の某ドイツパン屋さんは、有機栽培して収穫した小麦種子を食品分析センターに赤かび 毒検定を依頼して、小麦の安全性を確かめた後に自家製粉して全粒粉を使用されています。 もちろん、製粉企業が販売している有機栽培小麦の小麦粉はＤＯＮ含有量の安全基準が守られ ていることになります。 ここで問題となるのが、自家栽培小麦を赤かび毒検定をしないまま製粉して食品加工に使用する こと。また、1．0ｍｇ／ｋｇ未満の安全基準値を守っていても、有機栽培によって比較的多く 蓄積されている赤かび毒を長期摂取することで、何らかの健康被害が生じるかもしれないという 心配があります。 以上のことより、赤かび病感染防除を実施していない有機栽培小麦は、赤かび毒の蓄積量に十分 気をつけて取り扱う必要があり、必ずしも「安心・安全」ではないということになります。 現在も農研機構や地方自治体（北海道、長野県、福岡県、香川県）の研究機関では、赤かび病感 染抵抗性を強化した国産小麦品種の開発を行っていますが、まだまだ十分ではありませんのでご 承知置き下さい。（長文失礼しました　ご迷惑であれば削除いたします）

言われていることは最もだと思います。視聴する側が賢く消化していく必要があります。その通りだと思います。

同感です 前に何かで同じ様な事を言っていた方がいます 不安を煽ると数字がとれますからね😂

ネットの情報は半分嘘、テレビの情報は全部嘘 という極端なコメントを見たことがありますが わりとそんな目で私も見ています。 この場合カビそのものの話はあるとして、それ以降は想像しますね。 店長に激しく同意です🍞