「音楽をする」ことと「音楽を聴く」ことはまるっきり別なことなのかもしれない。
「他人の作った曲を演奏する」ことと「自分で作った曲を演奏する」こともまるっきり別なことなのかもしれない。
どちらが良いとか悪いとか、上だとか下だとかじゃなく、ただ単に「別」なことのように感じるんだ。
音楽という対象があって、その一つの同じ対象への関わり方の違いということですまない差異があるような気がする。
「音楽を“する”」・・カヴァーであれオリジナルであれ即興であれ・・ことには「ここ・今」における主語なき多重フィードバックがある。
それは音や光など身体感覚的な無数の要素のダイナミックな相互作用し変化し続ける渦…無分節の大きな流れそのものの感覚だ。
そこでは音楽は「起きている」のだ。
まさに今起きているある未決定な出来事のように思う…。
私達がそうであるように。
私達が思っている以上に偶然的で無方向に。
まあ、私がテキトーなだけかもしれないんだけどね。w
私達が身につけた思考習慣は全く別のものでもありえたかもしれない。
にもかかわらず、それぞれにそれぞれの文脈がすでにできあがっていて、それぞれの文脈特有のノモスが参入者をなんの思考も強いることなく抱え取る。
そのおかげで私達はほとんど自分で思考しなくてよいし、実際ほとんど自分で思考していないようなものだ。
文脈は母胎であり、私達はその羊水の揺り籠で言語（ラング）の夢を見ていればよいのだから。
私達を飽きさせないようすべてが…字義通り「すべて」がこの母胎には用意されている。
たぶん私は、編曲してるのではなく偏曲してるのだろう…
それでも自分的にはいいのだと思うのであった。
なぜなら、人となると言うこと＝文化を身につけると言うことは例外なく偏曲することをもって初めて実現することであるし、反対に創作に携わる者の希少ないくらかは偏曲しきれなかった者であるがゆえであったりもするかもしれないからである。
BussDrumがconcreteで偏曲ものなのでヘッドホンか大きいスピーカーで聞いてくれると嬉しいな。
記事本文 ⬇
reidonoyakisimeto.seesaa.net/c...
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
DAW：Cubase Elements 9
Audio IF：TASCAM US 2×2
Microphone：BEHRINGER B-1
MIDI Keyboard：KORG nanoKEY2
動画編集：Premiere Pro CS6
OS：Win10
OSX El Capitan
編曲=変曲=偏曲：Piroli Chronos（零度の焼締陶）
BussDrum音源：雷鳴
6 июн 2019
