『水俣曼荼羅』原一男監督、吠える
聞き手:今井一(ジャーナリスト)
収録日時:2022年3月1日(大阪・シアターセブン)
原一男監督の最新作が劇場公開されてから、数か月。
6時間12分という長尺であることもさることながら、コロナ禍で多くの作品が苦戦しているなか、本作には老若男女問わず、多くの観客が劇場に足を運んでいる。
第76回毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞 、第95回キネマ旬報ベスト・テン 文化映画作品賞第1位、日本映画ペンクラブ賞 文化映画ベスト1といった歴史ある映画賞を続々と獲得している。
評価、興行ともに一見好調ではあるから、だからこそ、訴えたいことを、映画監督生活50年の原一男監督が、長年交流あるジャーナリストの今井一を相手に、吠える!
撮影:友長勇介
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映画『水俣曼荼羅』 全国順次公開中
『ゆきゆきて、神軍』『れいわ一揆』の原一男監督最新作。
3部構成、上映時間372分
原一男監督の最高傑作にして、ドキュメンタリーの凄みと興奮に満ち満ちた新境地
「水俣を忘れてはいけない」―『ゆきゆきて、神軍』の監督・原一男が最新作で挑んだのは“水俣”だった。日本四大公害病の一つとして知られる水俣病。その補償をめぐっていまだ裁判の続く中、ついに国の患者認定の医学的根拠が覆られたものの、根本的解決には程遠い。原はその現実に20年間、まなざしを注いできた。これは、さながら密教の曼荼羅のように、水俣で生きる人々の人生と物語を顕した壮大な叙事詩である。
監督:原一男
エグゼクティブ・プロデューサー:浪越宏治
プロデューサー:小林佐智子 原一男 長岡野亜 島野千尋
編集・構成:秦 岳志 整音:小川 武
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 (映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
製作・配給:疾走プロダクション
配給協力:風狂映画舎
2020年/372分/DCP/16:9/日本/ドキュメンタリー
©疾走プロダクション
公式HP docudocu.jp/min...
7 мар 2022