【神曲をバイオリン超絶技巧アレンジで弾いてみた】シリーズ第18弾は、れるりり様の「脳漿炸裂ガール feat.初音ミク&GUMI」を演奏させていただきました。
僕のチャンネルでは4曲目のボカロカバー動画です。ボカロ曲に関しては、弾くアレンジだけして動画にしてない曲が、ここ数年で大量に溜まっていたのですが、まず最初に取り掛かろうと決めたのはこの曲でした。
早口で捲し立てる歌詞が、アップテンポで気持ち良く音に嵌まっていくのが特徴的なボカロで、その爽快さをヴァイオリンで表現しようとした結果、困難なパッセージが次々に迫って来るので、思い切った工夫と斬新なアレンジを加えることになり、いつものことながら試行錯誤の連続でした。
ボカロに限らず、歌詞が付いてる曲を楽器で演奏しようとすると、何処か単調になってしまうのは「弾いてみた」あるあるで、音だけ完コピしても、歌詞に付随する抑揚とか歌い回しまでは再現しきれない傾向にあります。分かりやすいのが、ずっと同じ音程と音価が続くけど歌詞は変化していく、みたいなフレーズです。この曲は特に、Aメロ(0:20〜)が早口言葉のように同じ音の連続で、歌詞に合わせて細かなリズムが変化する曲調になっています。ピアノのような鍵盤楽器でそのフレーズを弾こうとすると、ただただ同じ打鍵を連打するしか物理的に方法が無いのですが、ヴァイオリンだと弓の圧力で変化を付けたり、今回一番工夫を凝らした点で言えば、同じ音でも弦を変えることによって、抑揚を自然に発生させることが可能ということでした。例えば、冒頭の歌詞で「自問自答、無限苦言、挫傷暗礁」と韻を踏んでいるのですが、表拍に言葉の抑揚として重みがあるので、隣り合ってる音同士だとしても、G線(重)→D線(軽)と弾く弦を変えてスラーを付けることで、速いテンポの中でも歌詞を再現できるようになりました。同じ音でも弦を使い分けて、言葉のニュアンスを細かく味付けしたので、この曲を聴いたことがある人であれば、もしかしたら歌が聴こえてくるのではないかなと思います。間奏後(1:47〜)は、某ヴァイオリンクラシック曲のメロディを入れて弾いたりしてるので、歌詞関係無くなってますが。どうでもいいけどマカロン食べたい。
⬇️本家様
• 脳漿炸裂ガール - れるりりfeat.初音ミ...
今年は動画を2本しか投稿できませんでしたが、いつも見てくださり(この概要欄まで)、本当にありがとうございます。
来年は更新頻度を上げていけるように頑張りたいです。って去年も言ってた。
★追記(2024.1.1)
チャンネル総再生数300万回ありがとうございます!
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Violin Arrangement:Will Pampelmuse
Arrangement & Mix:Coco Garfield / Die Milch
使用楽器:Giuseppe Guarneri del Gesù(グァルネリ・デル・ジェス)"1730"
#バイオリン #弾いてみた #脳漿炸裂ガール #れるりり #ボカロ
22 дек 2023