動画に盛り込めなかったピューロマジックとマッドクールの回顧を台本形式にはなりますが載せておきます(読みにくくて申し訳ありません)。
●ピューロマジック
この馬はスタートした後の二の脚がとてつもなく速い馬でスタートはまあ良かったぐらいだったんですが、その後馬なりで先頭に立ち、前半3Fは32.1、特に2F目は9.9という1200mではなかなか見ないタイムを刻んで逃げました
確かに今開催の中山は異常なほどの高速馬場でしたけど、当週は金曜日に降った雨が、土日の開催が曇りだったせいで結構残って、先週よりはだいぶ時計が掛かる、そんな馬場になってました
ピューロマジックの出脚の速さはまあもうすでに知れ渡ってる状態だったと思うんですけれども、陣営的には重賞を連勝してる当時からこのまま逃げ一辺倒はいかがなものか、道中でもっと息を入れさせたい的なことを言ってました
前走のセントウルSの完敗によって、その問題と正面から向き合う時が来て、横山典弘騎手を起用し、最終追い切りも、前に馬を置いて控える練習をしてました
それで一部ではピューロマジックは控えるみたいな見解があったと思いますが、私それは違うと思っててこれ話出すと話が長くなるんで、できる限り簡潔にまとめますが、
要は、安田翔伍調教師は横山典弘騎手に全幅の信頼を置いてるので、控えてほしいというような乗り方のオーダーを出すことはまずあり得ないと思うわけです
道中で息を入れる勉強をさせてあげてほしいとは言うと思いますけどね
逃げても息を入れることはできるんで、息を入れる=控えるではない
で、横山典弘騎手って求道者タイプの騎手やと思うんですよ
目先の勝ち負けにこだわらず、長い目で馬のポテンシャルを引き出すことを第一に乗ってくるタイプ
それがときにポツンと言われるような乗り方になって、それで大敗することもあるわけですけどそれはそれでしょうがない
その影響を安田翔伍調教師が受けてるかどうかまでは知らないですけど、安田翔伍調教師も求道者タイプやと思うんで、この2人は共鳴し合っている
つまり、調教師がこういう追い切りをしたから、こういう作戦で来るはず、というのは無い
あくまで決めるのは横山典弘騎手なんで、横山典弘騎手がどう乗ってくるかを予想しないといけない
まあこれはあくまで私の勝手にそうじゃないかと思ってるだけですけどね
ただ安田翔伍調教師の強い気持ちぶりは、横山典弘騎手を乗せるときだけツイッターで大々的に発表したりするところからも伺えます
私がこのコンビに注目するようになったんはジャスティンカフェからなんですが、ジャスティンカフェのベストパフォーマンスって湘南Sやと思うんですよ
少なくとも調教師はアレを磨くことによってカフェをGⅠ馬にしようと思っていた
でも次のエプソムカップで負けたことによって、状況的に横山典弘騎手を降ろさざるを得なくなり、湘南Sのように溜めるだけ溜めて直線でそれを爆発させる乗り方もできなくなった
そういう意味でジャスティンカフェにおいて、このコンビは一度挫折している
ただ、ダービーをダノンデサイルで勝ったことにより、やってきたことが間違ってなかったという手応えはあっただろうし、何よりそれを周囲に示せたのが大きい
そういう流れの中で、気性が前向きすぎて、息を入れずに逃げちゃうピューロマジックに横山典弘騎手が乗ってくる、さあどういう騎乗をするのかというのがあった
ただピューロマジックはパドックでめちゃくちゃ入れ込んでたんで、今回ばかりは鞍上がどう考えてようが逃げる他なかったと思いますけどね
で、結果はあのハイペースで逃げて0.5秒負け
今年のスプリンターズステークスはけっこうレベル高かったと思うし、地力が問われる消耗戦になったと思うんで、それで0.5秒負けは胸を張れる結果やと思います
パドックで入れ込んで、息が入りにくい競馬になったことを思えば、あとまだこの馬3歳ですからね、それも含めると、ポテンシャルはめちゃくちゃ高い
ただ息を入れないところが最大の課題で、この欠点を厩舎がどうしていくのか、この辺はね、ジャスティンカフェで思想を貫けなかった安田翔伍調教師と横山典弘騎手が、ダービーという勲章を手にした今、どうやっていくのか、要注目やと思いますね
で、この馬って坂コースが苦手って話もあると思うんですが、そこはどっちとも取れる感じでしたね
坂下でルガルにリード3馬身あったのが坂を上りきったところでかわされて、残り100でルガルに3馬身離された
坂と平坦のどっちも3馬身分負けてるわけなので、坂が苦手と一概に決めつけるのはどうかなって感じですね
まあ逃げ馬の宿命として、苦しくなるタイミングで坂がくるのと来ないのとでは来ない方がいいに決まってるし、実績的に平坦で重賞勝って、坂コースでは負けてるところがありますから、坂コースは注意しといたほうがいいかもですが
●マッドクール
この馬は香港のチェアマンズスプリント11着からの臨戦でしたが、国内に限れば去年のスプリンターズステークスをハナ差の2着、今年の宮記念1着とトップスプリンターと言っていい成績で、それもあって3人気だったと思います
この馬のポイントは2つあって、その2戦は坂井瑠星騎手が内に潜り込む100点満点の騎乗をした結果というのと、今回はすぐ内に川田騎手がいるのでブロックされる可能性が高いという点
で、レースではさっき見たように、ピューロマジックが前に入ってきたとき行き脚が鈍り、それによってママコチャと並走する形になって、つまりブロックされる形になって、内へ潜り込めなかった
すると終始外目を回る枠なりの競馬になって12着
さすがに負け過ぎ感もありますが、力を出せなかったときはこれぐらいあっさり負けるタイプでもあるので、そこはそんな気にしなくていいのかなと
それよりも道中の追走が苦しそうだったので、どちらかというと時計が掛かる馬場の方が合うタイプかなとは思いました
時計が掛かると言っても香港がダメだったんで、血統的には意外ですけど洋芝は合わなそうですね
マッドクールは外にピューロマジックがいて、すぐ内にママコチャと川田騎手がいたので、その枠の並びが最悪だったと思います
【引用元】
●2024年スプリンターズS レース映像(JRA公式)
• 2024年 スプリンターズステークス(GⅠ)...
●パトロールビデオ
www.jra.go.jp/...
【お借りした音楽など】
●BGM
流幻/かずち様
dova-s.jp/bgm/...
曇った宝石/かずち様
dova-s.jp/bgm/...
●ボイスチェンジャー:RVC GUI
github.com/RVC...
●音声モデル:RVCv2モデル「夏織」歌特化
rvcgirls.booth...
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4 окт 2024