【テニス】神のキャリアを支えた魔法の杖『Wilson PRO STAFF』全モデルを回顧【フェデラーの相棒】 

エバンス.......

発売当初はj・コナーズがカタログの前面に出てましたね。１９８３年の後半からプロトタイプを使い始め、１９８４年に製品化されたときには本格使用・・・、と思われましたがウィンブルドンではT2000に戻したりしていましたので本人も迷っていたのかもしれません。ただUSオープンでのSF　J・マッケンローとの激戦は印象的でした。

存在しなかった、とは思えませんけどね。 ウィルソン契約のプロがスタッフドしたラインナップモデルの最高峰であって、名前そのものはウッド時代からありました。 素材や形状の正解が存在しなかった時代でメーカーの試行錯誤の中で、意見を求めた契約選手の一番大物がコナーズだっただけです。コナーズが自分の使用のために開発に携わっていたらもっとフレームの硬い、しならないラケットをオーダーしたはずです。試行錯誤の間コナーズが本気で使用しそうだったらPROSTAFFという名でなく当時の女子のトップ契約選手だったエバートと同様にシグニチャーなっていた可能性は高い。もしWILSON CONNORS MIDで発売していたら、運悪くちょうどその年はギネス級の無双モードだったマッケンローに負けまくった年なので、すぐに改良（改悪）されて名器とその名は残らなかったかもしれない。 現実にはコナーズは一瞬だけツアーで似たモデルを使用しましたがすぐにT2000に、そしてスラセンジャー、エステューサに持ち替えプロスタッフとは対極となるしなりの極端に少なく球離れの速いモデルを引退まで使用しました。 もう一方のコメントにもあるようにコナーズがカタログ前面には出てましたが、アガシ以前のトップ選手達って塗り替えワンオフモデル（ペイントジョブ）の使用すら拒否するのが当たり前で、とことんメーカーの思惑に乗らなくて今考えると痛快でしたね。

ど真ん中で打ったらえげつない球が打てます