去年10月、福岡市東区の国道で多重事故を起こしたうえ、現場から逃走したなどとして、9つの罪に問われた男の裁判で、福岡地裁は10日、懲役8年の実刑判決を言い渡しました。
判決などによりますと、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員の藤井紋寛被告(35)は、去年10月、福岡市東区の国道3号で車2台を巻き込む事故を起こしたうえ逃走し、近くのマンションに侵入したなどとされています。
また、事故の直前にも、福岡市博多区のホテルの駐車場で、警察官から逃げようと車を急発進させ、警察官4人に最大で全治3カ月の大けがをさせたなどとして、公務執行妨害や覚せい剤取締法違反など、合わせて9つの罪に問われていました。
10日は福岡地裁で判決公判が開かれ、冨田敦史裁判長は「地域社会に与えた不安も軽視することはできない。警察の追跡を免れたいという自己都合を優先させ、立て続けにこれらの犯行を重ねたことに何ら酌量の余地はない」などとして、懲役8年、罰金100万円を言い渡しました。
1 окт 2024