Japanese train running sound and view in the car.(KOCHI/Tosaden-traffic/Series590)
とさでん交通590形591号・592号の走行シーンです。この車両は元名鉄美濃町線のモ590形電車で、走行機器は従来の吊り掛け駆動方式が踏襲されています。
・高知の地で生き続ける、岐阜の魂
2005年3月の名鉄岐阜地区の600V線区全廃に伴い、比較的新しい車両は福井や豊橋に移籍していますが、実は高知へも美濃町線で活躍したモ590形2両がひっそり移籍していました。この車両は1957年に5両が岐阜市内線に投入されたグループで、ほどなく美濃町線へ移籍しました。しかし美濃町線は1500V線区である各務原線新岐阜駅へ運行上乗入れる系統があり、同線のモ880形は複電圧仕様でしたが本形式は600V専用のため、主に末端区間の新関〜美濃間で使われました。末期は岐阜市内線と接続する徹明町発着系統に戻ったモ590形でしたが、前述の名鉄での運行終了に伴い役目を失うことになります。しかし冷房化されていた591,592号は土佐電気鉄道から声が掛かり、2両ともに四国の地へ渡ることになります。移籍に伴い後部扉が中央に移設された以外は大きな改造は行われず、名鉄時代のスカーレットのまま遠い高知の地で2005年末から運用に就いています。現在は高知駅前を発着する桟橋線で使われており、緑色LEDの前部標識灯が名鉄OBであることを物語っています。
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12 сен 2024
