JR山手線、東急池上線、都営地下鉄浅草線が乗り入れる五反田駅。有楽街のはずれにひっそりと佇む一軒の本屋、それが島津山書店です。店名は『城南五山』のひとつとされた高台・島津山の麓に出店したことに由来します。
昭和21年に創業した島津山書店。「昭和21年といいますと終戦直後で、大変な時代でした。(その中で)家族たちが『本屋をやりたい』ということで、ここで創業いたしました」と、店主の鈴木英明さんは語ります。
鈴木さんは高校生ぐらいの頃から店手伝っていましたが、他の家族たちもみんな手伝っていたそうです。中でも、祖母の村島富子さんの頑張りを間近で見て「どうしても私は(書店を)やるべきだ」と思ったと言います。
昭和55年、五反田とうきゅう(現・五反田東急スクエア)に出店。鈴木さんはそこで27年間店長を務めました。一時は3店舗を営業していたそうで、鈴木さんの妻・美子さんは「棚卸しの時はすごい忙しかったですよ。その時は業者とかお願いしてなくて。でも、忙しくてもよくやってきたなって、今つくづく思います」と、当時を振り返ると「でも病気一つしないでここまでこれたのは、すごい幸せだったなと思いますよね」と話します。
また美子さんは、店の目の前のガードレールの下にある鉢植えやプランターの世話を、毎日欠かさないそうです。
「いつも花を切らさないように並べてますね。女房が好きでやってるんですけどね。やっぱり商売っていうのは、夫婦で協力しあってやっていかなければ成り立たないですよ」と鈴木さんが語ると、美子さんは「51年間、結婚してから経ちましたので、51年間フルタイムで働いていますね」と言って笑っていました。
原案・石橋毅史
撮影・木村重明 制作・板橋昭平 編集・水戸英樹
監督・篠原哲雄
統括・東京都書店商業組合
ふらっと気軽に行ける本屋さん、たまには寄ってみませんか？
東京都書店商業組合青年部の島津山書店紹介ページ→www.tokyo-shote...
このチャンネルを運営する東京都書店商業組合の公式サイト→tokyo-shoten.or...
この動画は、中小企業新戦略支援事業（団体向け）に係る特別支援「新しい日常対応型業界活性化プロジェクト」を活用して、東京都書店商業組合が制作したものです。
#書店
#本屋
#本屋さんに行こう
13 фев 2022
