【大岡山さんぽ】ぶらぶらするならこんな町がいい👣｜東京都大田区北千束 

初めまして。大岡山の最新情報動画を有難う御座います。大岡山も、昔は地上駅で目蒲線と田園都市線の緑色非冷房車がが走っていました。東工大の入り口を紹介されましたが、その付近が大岡山地区で更に南側に石川台地区、正門を入って右手に進むと緑が丘地区が有ります。東工大には学食が２つあり、高級な第一が本館地下に、庶民的な第二が正門を入って右手の坂を下ったところにあります。第二は研究棟に住んでいる博士課程の学生のため営業時間が長いです。東工大生は大学に通うのではなく寝袋を持ち込んで住んで毎日２０時間以上は日曜日も研究をしています。大岡山商店街は随分さびれました。北は環七まで続き、漢方医療や鍼灸院や色々な商店が多かったです。漢方は無理な研究生活でおった不定愁訴を解決してくれました。南は書店や文具店が有り中原街道まで続いていました。街道に出ると東京駅行きのバスが８分ごとに運行していました。駅前の雑居ビルは闇市でした。次の通りを左折した所に、あたり屋という長い歴史の美味しいとんかつ屋さんが有ります。南口商店街にはほとんど坂が無いです。東工大が計画された時に、文部省は洗足池公園を含む広いキャンパスを計画していました。しかし東工大は軟弱な関東ローム層を呑川が削ってできた土地に、研究設備を置くことを嫌って現在のキャンパスの形になりました。周辺住宅地の道路のアップダウンが厳しいのはこのためです。戦後すぐ東工大の佐藤教授がリボースという糖からビタミン類を工業的に製造する研究を完成し国際特許を取得しました。これによって米国製薬企業から多額のライセンス料をドルと言う大蔵省が非常に欲しがる外貨を獲得しました。そして米国で製造されたビタミンは国土が戦場となった欧州の人々の命を救いました。GHQ占領下でなければノーベル賞確定の研究成果です。その後を継いだ教授も糖を研究し、細胞表面の糖鎖をCaを介して判定し細胞認識が生体内で行われると言う研究を完成しました。しかし細胞認識と言う現在では当たり前の概念が、当時の生命科学学会に理解されず、またもノーベル賞を逃しています。東工大は東大と違い教育機関ではなく先端研究機関です。欧米では、その認識が通じますが、日本国内には全く知られていません。大岡山を紹介されるなら、この点にも触れて頂きたかったです。