甲冑が好きすぎて手作りしちゃったお父さん、兵庫県の時本照男さん。５年前の取材時までに作った甲冑は何と２７体。応接間が甲冑に占領されていた。これには時本さんご自身も「趣味はちょっと通り越しているね。自分でもそう思う」と認めるほど。
豊臣秀吉や織田信長のものを再現したこれらの甲冑は、単なる飾り物ではなく、全て実際に着用することが可能だ。材料は厚紙や塩化ビニールなどで、完成するまでに２～３か月かかるのだとか。工作機械も、甲冑のために購入した。これには奥様も「毎日９０００くらい穴開ける、うるさいですよ」とお困りのよう…。
そんな夫婦の趣味は旅行。特にお父さんが、大の時代劇好きで大半が城めぐり。そんなある日、城にかざられていた甲冑をみて「コレを着てみたい」と思ったのが甲冑作りのきっかけだったとか。奥様は「恐ろしくて、どれくらいお金かかってるか聞いたことないんですよ」と言うと、「女の人に夢中になるよりはいい、甲冑に夢中になっている方が」とお父さん。
それから５年。甲冑は増え続け３０体になったが、あの応接間が手狭になり今はお休み中とのこと。今は、去年３月に飼い始めたポインターのモカちゃんと、毎朝夫婦で散歩に行くのが楽しみなんだそう。奥様によると、「今は２人ともモカちゃんの方に（夢中）。（さらに）夫婦仲よくなりました」ということだ。
一方、京都の中島浩二さんは、家の車庫に何と全長約７メートルの戦艦大和を作ってしまった。デッキの手すりは爪楊枝、主砲は裏山に生えていた竹を使用。他にもベニヤ板など、身近で手に入るものばかりだ。そして何と！この戦艦大和は人が乗ることもできるのだ。これに対し奥様は、「車を止めなくちゃいけないんですけどね、あの車庫は。でも、あのバカでかいのがありますでしょ」とお困りのよう…。
そんな２人は今年、結婚３６年目。休日には２人でツーリングするほど仲良しだ。奥様は、あきらめずにコツコツとやり遂げる夫が本当は大好きなんだそう。「他の人がすごいな？これって言ってくださいまして。嬉しかったですかね、やっぱり」
あれから４年。なんと、今度は離れを改築してミュージアムを作っていた。戦艦大和に加え、零戦などおよそ１０機を展示。胸に秘めていた野望、イージス艦「あたご」の模型作りも進めていた。
（2021年11月10日放送「news every.」より）
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13 ноя 2021
