1935年7月、海軍軍楽隊の斉藤丑松(1912-1994)が作曲した。
斉藤は同年5月に「空軍の威力」で作曲家人生のスタートを切ったばかりであるが、すでに「鹿倉節」と呼ぶにふさわしい特徴的なリズムと緻密な和声による彼独自の作風が確立されている。
晩年のインタビューによれば、「クラリネットのシャリュモー音域が映える曲を」という思いで作曲に当たり、Trioが1回きりで終わってしまうキングの録音を無念に思っていたようだが、このビクター盤では第二マーチを繰り返さないかわりにTrioを2度繰り返してGrandiosoに至っている。
7 окт 2024