12日朝、長崎県壱岐市沖の海上で、旅客船から「エンジンがかからなくなった」と海上保安部に通報がありました。船は一時漂流しましたが、自力で港に入りました。
12日午前8時15分すぎ、長崎県壱岐市芦辺町の沖およそ1.3キロの海上で、九州郵船の水中翼船「ヴィーナス2」の乗組員から「エンジンがかからなくなった南に流されている」と海上保安部に通報がありました。
海上保安庁の巡視船や特殊救難隊などが現場に向かい、船はおよそ2時間後にエンジンが復旧、午前10時20分すぎに、自力で壱岐市の芦辺港に入りました。
船は長崎県対馬市から博多港に向かっていて、幼児1人を含む47人の客と乗組員5人が乗っていましたが、全員ケガはありませんでした。
乗客はフェリーに乗り換え、予定よりおよそ4時間遅れの午後1時半ごろ博多港に到着しました。
■乗客
「最初、何があったか分からなかった。寝ていたから。波が来たから(気づいた)
「波か何かにぶちあたったときに、同時に海水が中に入ってきた。海水がバーって。エンジンが止まって横揺れがひどく、3分の1くらいの人が船酔いだった。」
九州郵船によりますと、船は、異常を感知すると自動でエンジンが止まる仕組みで当時、波が高いところを進んでいたということです。また、出航前の点検で船に異常はなかったということです。
気象台によりますと当時、現場付近の海は4メートル近い波が予想され波浪注意報が発表されていました。
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11 дек 2023