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00:00 OP
00:50 溜めの時期
03:45 出番がなく終わることもある
06:27 時間が経ってわかることもある
08:54 本日の宿題
本日は「悔しかった時期」というテーマでお話ししようかなと思います。
悔しいとか苦しい時期はやはりありますよね、人間。
それがあるから、溜めの時期があるから何かがあった時にポーンと伸びると僕はいつも思っています。
どうしてそう思うかというと、色々な人の話を聞くとそう思うこともあるし、サラリーマン人生、飲んでいた時期はあったんだよという色々な人の意見もあるし、僕自身もそういう経験をしてきたからですね。
■溜めの時期
だから、なぜ益田がこんなに毎日RU-vidをやっているのとか頑張っているのかというと、悔しかった、やっぱり自衛隊時代とかあまりうまくいかなかった時期があるんだよね。
だから、他の人が活躍していても、外の医者が活躍したり楽しくしている時にですね、僕はあまりイケていかったんですよ。イケてなくて。
何やってんだろうなと思っていた時期も結構あるんですよね。
演習場訓練で怒られたりしたりとか、演習場訓練に行ってうまくやれていなかったりとか。
あと山の中でですね。
勉強する道具もないし、かといって医療をするわけでもなく、ボーッとしていなきゃいけない時期。
でも訓練をするわけでもなく、待機している時間とかあって。
他の医師は病院でバリバリやっていたり、当直バイトでお金を稼いだりとか、女の子とデートしているとか、そういうことが入ってくるわけですよ。
でも、僕は山の中で何日もずっといるみたいなこと。
もちろん僕は陸だからまだマシで、海上自衛隊で半年とか1年とか海に行っていた人もいますよ。
同期や先輩でもね。
この時に「溜め」があるから今自由で。
あの時の悔しさを生々しく覚えているから、何も活躍できなかった時期、自由に何かを言えなかった時期があるから、今少しでもやりたいなと思っているんだよね。
RU-vidでせっかく伸びているし、うまくいったからこのポジションを手放したくないみたいなね。
そういうのはあるよね。
HIKAKINもスキーとか頑張っていたわけですよね。でもボイパで何かと思って時にRU-vidで跳ねたから手放したくないみたいなね。
HIKAKINと自分を比べるわけじゃないけども、そういうのはありますね。
別にRU-vidがやりたかったわけじゃないけど、自分が求められていて活躍できる場所があって自由に動ける。
自衛隊の時も別に自由に動けたわけだし、ちゃんと任務を遂行していたわけだから良かったんだけど。
でも何か自分の中では不完全燃焼だったというか。だから今やりたいみたいなのがポーンと弾けてるというのはありますね。
■出番がなく終わることもある
だから、ここの間は鬱屈してるんですよね。待機してたというか。
でも僕は臨床していてよく思うんですよね。
今の患者さんたちはここの状態なんじゃないかなと思ったりしてます。
ここの状態で、自分の出番がもしかしたら来ないまま人生を終える人もいると思います。
全員が次の瞬間のところに来るとは思わないんですよ。
自分の出番が来て人生が終わるとは思わないですね。そんなに僕は人生に対して楽観的じゃないですけど。でもこういうことってあるだろうなと思っています。
待機要員になってしまっている人たちの気持ちはよく思うし。
ここにいるんだろうなとか、今20代の子たち10代の子たちとかで、うんとか思ったり。
不登校の子たちも今この状態なんだろうなと思っています。
エネルギーを蓄えているのか何なのかわからないんですけども。
でも、出番を待っている時の感じなのかなと思います。
当時の息苦しかったことも思い出すからなんとなく思ったりします。
だからリョーハムさんを見ていても、別にやりがい搾取を僕がしているわけじゃないんですけど、やっぱりのびのびとやっている時は、待機の時期があって今活躍できる場所があるからだろうなと思います。
他のRU-vidの僕の周りの人たちも、そういう部分はあるんじゃないかなと思いますね。
このイメージとここの感じはよく臨床している中で、自分の体験があるから想像しながらやったりしています。
色々な家族とか色々なパターンがありますけど、もっと人生を長い目で見た時にこういう時期なのかなと見たりしてますね。
僕これの時期は結構長いですよ。13、14年ぐらいそうですし、別にずっとうまくいってるわけじゃなくて、本当にたまたまRU-vidで今跳ねているだけで、それまではこっち側でしたから。
自衛隊時代の話もしてくれと言われたので、ちょっとしてみましたけど。
■時間が経ってわかることもある
でも精神科医はこっちの状況はあまり見ないんだよね。
良くなるとか良くなる直前の時にここら辺でもうみんな来なくなっちゃうんですよね。この一歩手前くらいで。
ここら辺で通院が終わっちゃうことが多いから。
「もう通院やめます」と言ってくれる人もいますけど、9割くらいの人は自然消滅です。
昔は自然消滅が多いというのは医者の腕が悪いからなんじゃないかとか、自分の腕が悪いからだと思ってましたけど、そんなこともなくて。
土地柄だったりその患者さんとの付き合い方だったり、僕自身が淡白だったりとか、色々な要素で決まるので、必ずしもさよならの挨拶をするだけが全てではないと思います。
カウンセリングはちゃんとさよならの挨拶をするところまでが治療だとか言ったりしますけど。
まあそんな堅苦しく言ったり説教くさいことを言わなくてもいいんじゃないかなと思ったりしてますね。
もし怒りみたいな形で最後踏ん切れたとしても、どこかのタイミングで「あの時ああだったな」と思う患者さんもいるし、僕自身も当時は全然感謝できなかったけど、時間が経って感謝できるようになったこともいっぱいあります。
途中からやはりあれは感謝じゃなくて怒りだったなんてこともあるし、いろんなパターンがあります。
難しいというか、自分もそういう時期があったから色々な人を見てそうなんだなと思います。
多様性というものを自分の経験だったり、相手の経験から学ぶというのは精神医学的にはすごく重要な要素ですね。
自分じゃよくわからないけど、何か色々なことがある。
自分の想像とか思い込みの外にある何かを理解したり、感じ取ったり、補完してわくわくしたり、それは不安になるのではなくそこに対して信頼感を持つとかが、治療上重要だったりはします。
■本日の宿題
1.悔しかった時期のことを書けたら書いてみてください。
その時期があったからこういう努力ができるようになった、ということをセットで書けるといいかなと。
2.自然の中でぼーっとしてた時のマインドフルネスのような感じ。
風の匂いとか何かそういうふわっとした時のリラックスした時の思い出を言語化してみてください。
こういう感情表現も治療的に大事だったりするので、想像してみて表現してみてくださいで、
3.ポジティブな諦観。あの時辛かったけどあんなものだったなみたいな。
それをぼんやり思うままにちょっと書いてみるとか、伝わるように書いてみてください。
匿名で本人が特定できないような形で書いてみてください。
どれかを書いてもらってもいいし、全部書いてもらってもいいし、もちろんそれとは関係ないコメントを書いていただいても構いません。
こういうことを考えてみると治療の一つの助けになりますから、感情表現のトレーニングをしてみてください。
15 июл 2024
